リヒテンシュタインは人口が少なく世界188位の国

リヒテンシュタインとは、正式な名称をリヒテンシュタイン公国といい、西ヨーロッパの真ん中あたりに存在する小国です。

公国と日本では表記されがちですが、正式名称内にあるフリュストの部分を侯爵と訳すか公爵と訳すかで意見が分かれています。

国土は世界的にみると少ない方から6番目の160平方キロメートルで、これは日本の宮古島くらいの大きさになります。

人口は約3万人程度で世界的には188位の人口規模です。公用語として使用される言語はドイツ語で、首都はファドゥーツです。

他に存在する規模の小さい国だと国名と首都名は同じになるとこが多い所、別々になるこの国は珍しいです。

流通している通貨はスイスフランになります。

治安維持のため70人ほどの警官がいますが、リヒテンシュタインとは非武装永世中立を宣言している国で、この国の外交や軍事に関する諸々はスイスが代行することになっています。

この体制や通貨の関係上、郵便や電話などを含む生活の色々な部分がスイスと共通のものになります。

この国の元首はリヒテンシュタイン家の当主になるものが代々受け継いでいく形式となっていて、その権限は非常に強くヨーロッパに残る最後の絶対君主制といわれるほどです。

リヒテンシュタイン家とは、元々オーストリアに存在した貴族で、公国の数倍に及ぶ土地をオーストリア国内に有しているためとても裕福でその保有資産は日本円で約4800億円となる約30億ユーロもあると言われています。

これほどの資産を有するため、国からの援助がなくとも困ることがなく、本来は税金や資源によって得た外貨などに頼る国の運営費をその資産で賄っているため、非常におおきな発言力を有しています。

今でも十分大きな資産ですが、チェコの共産主義化や第二次世界大戦後、ドイツの戦後補償で土地を奪われる前はもっと裕福であった事を考えると驚きです。

貴族の資産以外でも国の産業として切手の発行や精密な機械の製造なども活発に行われています。

国に支払わなければならない税金を回避するための国としても有名で、税金免除のためにペーパーカンパニーを作る海外企業が非常に多く存在し、その企業の支払う法人税が国家収入の40%に及ぶほどです。

その影響から国民に課せられる直性津税である所得税などが存在せず、ローンなどは無利子で借りられ、刑務所の設備や食事もホテル並みという贅沢さになっています。

しかしこの企業の州痛した状態はEU加盟の諸国から憂慮され苦情が絶えません。